2022.10.07
第2回となる本日は、各自で試聴してきたラジオ番組の感想を発表することからはじまりました。普段ほとんどラジオを聴かない私ですが、宿題として聴き始めたはずの番組に気づけば夢中になっており、ラジオが面白いものであるということを再認識することができました。発表を通じて、ラジオを普段から聴く人の目線と聴かない人の目線、それぞれから学ぶことがあり、今後の制作に活かすことができそうな気づきを得ることもできました。
授業の後半では「大学生活とジェンダー」というテーマに沿って、どのような番組を制作していきたいか、ディスカッションを行いました。「サークル活動」や「ミスコン」といった大学生ならではの意見をはじめ、「メンズメイク」や「主夫」、「環境面(トイレなど)の配慮」のような社会的な意識の変化に触れたものなど様々な案が出され、建設的な話し合いにすることが出来たと思います。
授業の中で講師の久保田さんから「ラジオは“共感”のメディアである」というお話を頂きました。テレビを見ていてもそうはなりませんが、なぜかラジオ番組は自分だけに語りかけてきているような感覚になります。これはラジオというメディアの特徴であり、強みともいえるのではないかと思います。まるで自分が番組に参加しているような感覚にリスナーを引き込み、「わかるわかる」と共感してもらうことができれば、私たち制作者側の想いを届けることができ、面白いと感じてもらえるのではないでしょうか。
表現の仕方を工夫することで、映像が無くとも十分に理解してもらうことができます。リスナーに共感や発見、納得を提供できる、面白い番組づくりを目指していきたいと思います。(Y.K)