2018.04.18
成蹊大学メディア・リテラシー演習 2018(平成30)年4月13日(金)第1回~7月20日(金)第15回(最終回)
第1回 2018(平成30)年4月13日(金)むさしのFMの協力による成蹊大学文学部の「メディア・リテラシー演習」のラジオ番組制作演習が、今年度も始まりました。ラジオ番組の制作は、2006年度の初回から、今回で9回目になります。今回の番組テーマは、「目の見えない人はどのように生活しているか」です。前々回(2015年度)の演習では、オリンピック・パラリンピックをテーマとして取り上げましたが、そのときの経験にもとづき、今回のテーマが決定されました。
演習は7月までの毎週金曜日3・4時限(13:10~16:25)に行われ、むさしのFMの久保田浩友ディレクターと、成蹊大学の見城武秀、石堂彰彦の指導のもと、7人の学生(2年生5人、3年生2人)が主体となって進めていきます。演習では、学生自身が企画から取材、録音、編集まで、番組制作に必要なほぼすべての作業を行います。番組は、むさしのFMで7月13日(金)14時~15時に放送する予定です。
演習の目的のひとつは、ラジオ番組を実際に制作し、作り手の立場を経験することを通じて、メディアが発信する情報には、つねになんらかの意図が込められているということを知ることです。これは文字通り「メディア・リテラシー」(メディアを読み解く力)を身につけることにつながっています。そしてもうひとつの目的は、実際に地域の人びとに接し、取材を重ねていくことで、通学時にふだん何気なく通り過ぎている吉祥寺、武蔵野市に対する理解を深めていく、ということです。
さて初日の今日は、まず全員の自己紹介から始まりました。学生のなかには、成蹊ラジオクラブの部員や、このメディア・リテラシー演習に参加したくて成蹊大学に入学しました!という人も。その後、コミュニティFMの歴史、むさしのFMの概要紹介につづき、前回制作のラジオ番組を視聴しました。「目の見えない人はどのように生活しているか」というテーマは、普段、点字ブロックや階段の手すりにある点字標示板は目にしていても、いざ考えてみると、想像力がいりそうです。見城先生や久保田ディレクターから、想像力をふくらませるためのヒントがいくつか出されましたが、学生のみなさんはこれから頭をフル回転させて考えていってくれると思います。
来週はむさしのFMのスタジオ見学です。ゼロからスタートしてラジオ番組が完成するまで、演習の様子を毎回レポートしていきます。どんな番組ができるか、どうぞお楽しみに!(石堂彰彦)